壁Check! Q&A集及び事例その他
 
各県の事例集 その他
 
Q&A集
Q : バルコニー「Bal」の入力について?
まず、床入力をもう一度考えてください。
2階の床入力では、その上の屋根がある部分を指定して、その面積に対して壁量係数を掛けて、必要壁量を出します。名称がバルコニーでも、通常の屋根(アルミ等の簡易の屋根ではありません)がある場合、当然面積に加算します。この場合、バルコニーの補正をしては行けません。
すると、1階の壁量を算出する場合は、2階の床及び1階の屋根の部分を入力し、面積を算定して、必要壁量を出すわけです。2階部分でバルコニーで有っても、1階が室内ならば、そのままの面積を加算です。
便宜上、室名を入力できるようになってから、どうも、1階は1階の床を考え、2階もその床を考えてしまって、間違って入力されているようです。
2階建で、2階にあるバルコニーを指定する場合は、1階の部分にして下さい。かつ片持ちで出ている部分または支持する柱があっても、1階は外部の場合だけとします。この条件の時だけ補正の対象となります。
Q : 柱N値計算で、1階のLの値が違っていませんか?
平成12年6月1日施行「改正建築基準法(2年目施行)の解説」監修:建設省住宅局建築指導課
講習会テキストで、下記の式が掲載されています。

1.平家建ての場合若しくは2階建ての部分における2階の柱の場合
  N=A1×B1−L ですが、2階を表すために N=A2×B2−L とします。
2.2階建ての部分における1階の柱の場合
  N=A1×B1+A2×B2−L

同じ条件で、文献の計算と、「壁Check!」の計算を、比較してみます。
A1=A2=2.0  中柱で、B1=B2=0.5  2階のL=0.6  1階のL=1.6

文献の計算「壁Check!」の計算
2階のN値

N=A2×B2−L
N=2×0.5−0.6
N=0.4

2階のN値  L2=2階のLとします

N2=A2×B2−L2
N2=2×0.5−0.6
N2=0.4

1階のN値

N=A1×B1+A2×B2−L
N=2×0.5+2×0.5−1.6
N=0.4

1階の狽m値  L1=1階のL−2階のL2 とします

1階のN値だけを求めます
N1=A1×B1−L1
N1=2×0.5−1.0
N1=0

2階のN値を加算します。
狽m=N1+N2
狽m=0+0.4
狽m=0.4

文献では、1階・2階を別々に算定していますが、「壁Check!」は、1階のN値を計算する場合は、1・2階を合算します。その為に、1階のLを変更しなければなりません。
よって、L1=1階のL−2階のL2 としていますので、下記値になります。
2階出隅柱−1階出隅柱の場合  L1=1.0−0.4=0.6
2階中 柱−1階中 柱の場合  L1=1.6−0.6=1.0
2階出隅柱−1階中 柱の場合  L1=1.6−0.4=1.2 (Ver1.88又はVer1.35以降)
Q : 柱N値計算で、1階のLは、出隅1.0 その他1.6で、上記のような数値を取らなくても良いのではないですか?
確かに建告第1460号では、質問のような数値を取れば問題は無いと思います。
これは、私が法文を解釈して、各条件より、やや大きめな耐力の金物になるように、係数を変更して運用するように考えたからです。
Q : 軸組図が、表示できません。
1.通り芯を各方向入力してください。このままでは、軸組図は表示されません。
2.軸名の所にマウスポインタを移動してください。
3.そこで、右クリックすると、軸名と通り芯の線が、に変わります。
もう一度右クリックで、元に戻ります。
4.赤い通りだけ、軸組図を作成して、接合部の計算をします。
5.作成の準備は終わりましたので、軸組図の各方向のボタンを押してください。
 
  
Q : 壁率比で、1/4床の入力の仕方について、教えてください。
1. 2. 3. 4. 5.
最初の点は、どこから始めても構いません。
入力点の属性に気を付けて、入力してください。
時計回り、反時計回り、どちらでも構いませんが、一筆で指示してください。
例は四角形ですが、多角形(20点まで)入力できます。
  最後の点(=最初の点)の1つ前の点を入力してから、右クリックしてください。 自動で閉鎖型の床が作成されます。
Q : 1/4壁入力のY方向右側エリアに赤点が表示されているので、入力不可の可能性があると思われますが、削除方法がわかりません。
上部メニューの「編集」「1/4床削除」「右削除」で、赤い点は消せます。
Q : 出隅柱を入力しないと、どうなりますか?
各方向で、軸組図を表示したときに現れる両端(原則として)を、出隅柱で計算します。B・Lの数値を参照すれば解ります。 よって、出隅柱を入力しないと、建物全体からすれば、ある部分で、少し大きめな耐力の金物が、必要になります。
それを是正するために入力してください。各階で指定すると、その柱だけを出隅柱として計算して、その他を中柱で計算します。
Q : 通し柱を入力しないと、どうなりますか?
入力した場合としない場合では、壁量計算から接合部の計算まで、何も変わりません。ただ、平面図・軸組図・接合部一覧で、視認性が高くなり、打合せや図面作成で、ミスが少なくなると思います。
3階で通し柱の記号が、柱のないところに表示されても、構いませんし、印刷されません。 1・2階共通し柱ならば、上下とも赤色で表示されます。
左記の場合は、2階が出隅柱なので、青くなっていますが、梁及び桁の部分が、赤なので、上まで通し柱があることが判ります。
平面図で、柱の無い所には入力できませんが、そのの階で入力した場合、他の階で左記のように表示される場合があります。壁・柱を入力してください。 1つ前の平面図で、軸組を表示すると、左記になります。壁・柱を入力してください。
接合部一覧で、出隅柱と通し柱の位置は、左記のように表示されます。
Q : 2階建ての1階で、上部に2階がない場合、1/4の必要壁量算定について
平成12年6月1日施行「改正建築基準法(2年目施行)の解説」監修:建設省住宅局建築指導課
講習会テキストで、その場合は「平家建として計算する」と書かれています。
「壁Check!」Ver1.27までは、どんな場合でも2階建ての1階部分は、同じ計算をしています。よって、補正の必要がある場合は、設計者の判断で行ってください。
「壁Check!」Ver1.35以降は、その側端部の階数で、必要壁量を算定しています。特に補正する必要はありません。
Q : 軸組図の表で、接合耐力の数値の根拠を教えてください。
財団法人 日本住宅・木材技術センターHP掲載 「N値計算シートの使い方(RTF).rtf」より
N値計算式の考え方は、「3階建て木造住宅の構造設計と防火設計の手引き/発行:(財)日本住宅・木材技術センター」に示される構造計算法に準じており、本来ならば、倍率1の軸組幅1mの許容せん断耐力1.96kN、階高2.7mと仮定して接合部の許容耐力を算出する式を、接合部の倍率としてN値を算出するために、1.96×2.7で除したものです。
したがって、N値計算結果を1.96×2.7倍した結果が、当該告示の表(1)〜表(3)の接合部の耐力と見なすことができ、その値を「N計算シート」ファイルの表1に示しています。
「N計算シート」ファイルの表2は、倍率5倍まで(0.5ピッチ)と筋かいの上下端部補正を考慮した倍率に応じたN値、接合耐力及び告示記号を示したものです。
また、実際の住宅の軸組の配置に即して計算したN値を 1.96×2.7倍することで、その接合部の耐力を求めることができますので、求められた値を上回る耐力を有する接合金物を使用すれば、当該告示を満足したことになると思います。
ただし、この計算による接合耐力は、横架材間距離が3m以内の2階建て木造住宅に適用するものであり、3階建て木造住宅には適用できません。
と、掲載されています。
よって、N値を、1.97×2.7倍しました。柱間隔1m以内の場合、適用できます。
Q : 壁チェックで、告示表3で金物が3.40以下なら(ろ)ですが、3.4<3.44でも(ろ)と表示されます?
判断の根拠は、表三のN値で行っています。必要耐力ではありません。
この場合N値は、0.65ではないでしょうか?
そのN値から必要耐力(kN)を下記の係数を掛けて算定していますので、上記のような場合でもOKになります。
3.44を3.4として記載されているので、迷われたのでしょう。
例:0.65×1.96×2.7=3.4398 → 3.44と壁Checkでは表示
尚、あくまでも計算上ですから、後は設計者の判断で、使用金物の選択となります。
Q : 接合金物の計算方法について
最終の接合金物の決定方法は、
1.各方向各通りの軸力を計算する。
2.一つの柱に対して、X方向、Y方向で、不利な金物を選定する。
3.2階建ての1階の柱は、2階の金物が大きな軸力を負担する場合、1階の柱はその金物を採用する。
「改正建築基準法(2年目施行)の解説」153ページ中程に、「また、2階建ての1階部分の柱については、その直上にある2階部分の柱の引張力を土台若しくは基礎へと伝達する必要があるため、2階部分の柱の仕口の仕様と同等以上の仕様とする必要がある。」と書いてあります。
これらのことにより、「接合部一覧」を作成しています。「*付:2階からの補正」を注意してください。平面図では「*付」が表示してありませんので、一覧表で確認してください。
Q : 吹抜がある場合の入力方法はどのようにしたら良いのでしょうか?
    床を抜いて壁だけ配置をすると軸組図で梁が作成されない。計算も??
単柱と梁を駆使して入力すれば希望の計算が出来ると思います。
床が無くても、各種計算は同じようにします。でもそのままでは軸組図が不完全になりますので、梁を入力してください。
Q : 斜めの壁線とグリットラインの交点(グリットの交点ではないです)に柱を載せるのはどのモードでしょうか?
いろいろ試してみましたが>いつもはねられるので、結局 線上点でアバウトに入力しています。
この場合は、そのグリッドに補助線を書いて、壁面線と交差するようにしてください。
後は交点で、その部分を指定すれば、柱は入力できます。

各県の事例集 その他
 
静岡県の場合、木造の計算ルートは以下のようになっています。
尚すべての場合に、地盤種別による割増を考慮します。(U種1.1倍 V種1.5倍)
A 偏心率が0.15以下の時施行令46-4に基づく必要壁量計の算
B 偏心率が0.15以上0.3以下の時施行令46-4に基づく必要壁量に偏心率による割増1.2倍した必要壁量の計算
C 偏心率が0.3以上の時施行令46-4に基づく必要壁量に偏心率による割増1.2倍した必要壁量の計算+告示1352号による側端部(1/4)配置計算
 
Aの値を算出する場合の柱両側の壁倍率ですが、一般に、木造の場合その最大値を「5.0」とする慣わしがあります。(施行令によって)
しかし、筋交と合板、土壁などが複合された耐力壁の場合、6.5とか7.5などとなり、5.0倍を上回る場合があります。
以前は、私も、5.0をリミットとして計算していたのですが、隅柱など、片側の壁倍率が無い場合は、A値の値が実際より、低くなってしまって、安全ではないのではないのか?という疑問が生じました。
そこで、建築構造書物発行元のある団体の技術者に問い合わせたところ、「その場合は、5.0を限度とせず、正直な実際の合計倍率をもって計算している。」との回答を得、現在は、そうしております。
あくまでも、「壁量計算」とは、切り離してかんがえています。
ただし、法令上耐力壁扱いされない軸組は、「実際には、幾分かの耐力はあっても、それらは、N値計算上も無視してよいだろう。」という回答でした。
 
当方の地方では3尺を955o、925o等昔ながらのタタミ寸法による間取り寸法が主流となっています。
(和歌山県東牟婁郡地方)
 
愛知県の場合、RC1階部分+木造2階・3階部分の合計3階建ての計算
通常の木造2階建の計算をします。その時の壁量を通常の1.5倍の係数で設計します。
また、RCの部分は、別途計算します。

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